2011年6月19日日曜日

ホスピタルギャラリー

昨日、徳島大学病院にあるホスピタルギャラリーbeを見てきました。
一般向けに開放されていて、病院そのものに用事がなくても展示を見ることができます。
今は前田誠之助さんという方の写真や木彫りの鳥の作品が展示されていました。

「徳島の鳥たち バードカービング展」
日時:2011年6月1日ー2011年9月30日
場所:西病棟1Fロビー ホスピタルギャラリーbe
 
病院の中にギャラリーがあるってどんなだろうと思って見に行ったのですが、期待より緊張がちょっと上回ってた感じでしょうか。普段こちらの病院にお世話になる機会がなく、さらに工事中ということもあってどのルートを通れば良いのか迷ってしまい、内心あたふたしていました。
 
受付をこえると、白い壁に黒基調の展示ケースがあり、中のカラフルな鳥たちが目をひきます。 
木彫りだけでなく、鳥を紹介するコメントにもこだわりを感じました。思わず笑ってしまうような内容もあって面白かった。私はヤマガラという鳥の作品が好きです。

またどこからともなく鳥のさえずりが聴こえてきて、病院にいることを忘れさせます。どちらかというと無機質な展示場ですが、鳥の材質が木ということもあって全体的にぬくもりを感じさせる空間になっていました。
外来患者さんの受付のある通路ということもあって人通りも多く、様々な年代の方が展示を見るのに足をとめているのが印象的でした。


とはいえ、普段見に行ってるようなギャラリーとは勝手が違いますね。
実際に行く前にこのギャラリーの展示を見に行かれた方のブログを見ていたら写真が載せられていたので、作品の写真も気軽に撮れるところなのだろうかと思っていたのですが、 何も書かれていなくて、あれ?って思いましたし、誰かに聞こうにも近くにあるのは患者さんのための受付ですし・・・。 
作品として展示されている以上、確認がとれないままブログには載せられないなと判断。

また展示だけ見に来る人というのも少なそうです。
病院併設というだけあってちょっと展示を見に来るには敷居が高いかもしれない。
私の興味のある展示もたくさんやってたみたいなんですが。

元々のコンセプト
「患者様にいかに快適な治療・療養環境を提供できるか」
「職員にはいかに快適な職場環境を提供できるか」 
ということなので、そのコンセプトを再確認してきた気がします。病院での待ち時間の時間つぶしや、病院が苦手な子の意識改善、入院されている方の気晴らしに良さそうだなと思いました。

ただ誰でも見に来れるというのは、気軽に楽しめる一方で、医療機関としての安全性は低くなります。病院は一人一人を管理する空間ではないですが、教育機関での関係者以外立ち入り禁止の増加と比べると対照的だなと思いました。そういった時世であることを考えると、気軽すぎないのが丁度良いかもしれません。

徳島大学病院には、ギャラリーの他にも、一般の方向けに解放されているレストラン「ウェルカ」があって、こちらもまた機会を見つけて行ってみたいのですが、何も用事がないときに病院に出かけるというのはなかなか気力がいりそうだなと。
まあそう思ったことを忘れてふらっと出かけるのが私なんですけどね・・・!

このギャラリー2009年に出来たらしいのですが、最近調べるまで全然知りませんでした。まだ大阪にいた時期で、徳島のニュースなどチェックしていなかったのがまずかったですね。気になる展示を見逃してしまったのが残念かな。
定期的にいろんな展示をやっているみたいなので、もし立ち寄る機会があれば一度見てきてほしいなと思います。


参考:
フォーラム国立大学病院

徳島大学病院イベント案内

2 件のコメント:

  1. とても力の入った記事だと思いました.期待してます.
    ただ,他のメンバとの連携に不安が残るでの,もう少し相談して,内容詰めてください.(石田)

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  2. >石田先生
    ありがとうございます。
    今リーダーと話し合いながらこのブログの位置付けと内容について考え直しているところです。

    グループの方向性が「"みんな"が芸術を楽しめる新しい芸術形態を提案していこう」ということにまとまってきたので、もし障害があっても芸術を楽しむにはどうしたら良いかという考えるとき、実際に医療機関で芸術を楽むためにどういうことに気を使っているかということをホスピタルアートによって示していきたいと思っています。

    今のブログの書き方では、芸術と技術の融合を提案することには至らないと感じたので、現在のホスピタルアートを技術と組み合わせることで、新しい形を模索する方向に変えていく予定です。

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