2011年8月9日火曜日

組み合わせる

とりあえず1つの空間に1つの香りを取り入れてみるという方向に決めたので、ホスピタルアートと香りを組み合わせについて考えてみようかと。

まずどこに取り入れるかですが、病院の業務に差支えがない場所が前提となってきます。病院の器具に装飾したものは論外ですし、診察室からある程度離れた場所であることも重要となってきます。ロビーや廊下の壁、あるいはホスピタルギャラリーとして展示場所を確保しているところになると思います。

ただ問題点として香りが苦手という人もいるということでしょうか。
音は余程うるさくなければ嫌いな音楽が流れていても走って逃げるまでには至らない気がしますが、私の知り合いに化粧品の香りが苦手で、化粧をしている人のそばにいるのがつらいと言っていた方がいます。以来香りは他のものより敏感になりやすいのかもなぁと。
現在主流のホスピタルアートの場合、作品を見に来るより、病院に用事があってそのついでとして見ることが圧倒的なので、よりいっそう配慮が必要だと感じます。最初から香りのする作品と思って見に来るのと、急に香るのとでは印象が大分変わってくると思いますし。

・・・香るスペースを明確にしておくことを考えると、ホスピタルギャラリーのようにアートスペースが別枠としてとられている場所を利用するのが現実的なのかなと思います。
ただ徳大病院はアートスペースといっても誰もが通る廊下をギャラリー利用している状態なのでちょっと難しいですかね。でもそもそも香りを避けることを考えている時点でみんなが一緒に楽しめるわけではないような。
病院で香りを取り入れる場合に限っては、個別に対応していく方が良いのかもしれない。


もし個人的に連絡する気力がでたら兵庫県の製鉄記念広畑病院に一度行ってみたいなーと。
ここサイト内に、ギャラリー使いたい地元の方は連絡下さいって書いてあって、地域交流としてホスピタルギャラリーがちゃんと確立されてるのがすごいと思う。